美容室で初めてカラーリングをするときは、色の入り具合や必要なケアについて不安を感じることが多いかもしれません。
この記事では、美容室でのカラーリングの選択肢と、美容師とのカウンセリングで確認しておきたい重要なポイントを解説します。さらに、カラーリング後のヘアケア方法もくわしく説明するので、初めてでもカラーを長持ちさせる方法がわかります。
初めてのカラーリングに挑戦する際に、役立ててください。
美容室で選べるカラーのタイプ
カラーリングにはさまざまな種類があり、それぞれの方法には独自の特性があります。髪の状態や希望するスタイルに合わせて、適切なタイプを選ぶことが大切です。
ここでは、美容室で一般的に提供される3つのカラーリングタイプについて解説します。
1.ヘアカラー
多くの美容室で使われているヘアカラーは、色素が髪の内部に深く浸透して定着するため、持続性に優れています。適切なカラータイプを選ぶには、自分の髪質やメラニン色素の量を元に検討することが重要です。
髪の成長に伴って根元の色の差が目立つようになるため、定期的なリタッチが必要になります。しかし、他の染色方法と比較して持続性が高く、およそ2か月間色持ちするので、頻繁に染め直したくない人にはおすすめです。
2.ブリーチ
ブリーチは髪のメラニン色素を取り除き、髪を明るくするための脱色剤です。単独で使っても色は付かず、通常はこの処理の後に染色が必要となります。求めるヘアスタイルや髪の状態に合わせて、適切なブリーチ剤を選択しなければなりません。
ブリーチによる髪へのダメージを抑えるためには、髪に優しい製品を選び、適切なトリートメントでのケアが不可欠です。ブリーチ処理後、望む色に調整するためにヘアカラーをすることもおすすめされます。
3.ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは、髪の表面に色を加える方法で、髪を明るくすることなくダメージを与えません。この方法では表面にのみ色を付けるため、色落ちが起こりやすいという特性があります。この特性から、ヘアマニキュアは髪へのダメージを避けたい人や、自然な風合いを好む人に特におすすめです。
美容室でのカラーリング時に伝えるポイント
美容室に初めて足を運んだときは、最初にカウンセリングが行われます。このカウンセリングで、自分の髪の問題点や求めるヘアスタイルを美容師に伝えることが、理想のスタイルを実現するために重要です。
カウンセリングでは、次の情報を伝えることをおすすめします。
・望む髪型やカラー
・これまでに受けた髪の施術や髪質
・髪の悩みや日頃のケア方法
・予算や時間の都合
カウンセリングで大切なことは、自分の希望をハッキリと遠慮なく伝えることです。美容師はそれを元に最適な提案をするため、自分の要望をしっかり伝えて理想のヘアスタイルを目指しましょう。
さらに、カウンセリングの際には、スケジュールを伝えることも大切です。カットや他の施術を含めると時間が1時間以上必要となることが多いため、施術後に予定がある場合は、最初に終了時間の制約を伝えておくと、安心して施術を受けられます。
カラーリングのリスクをチェック!
初めて髪を染める際には、カラーがうまく定着しないことがあります。
髪はキューティクルと呼ばれる保護層で覆われていますが、この層を通らなければ内部に染料を浸透させることができません。
初めてのカラーリングではキューティクルが固く閉じており、色素の吸収が難しい状態にあります。
カラーリングやパーマの繰り返しによりキューティクルが開き、色が染まりやすくなる反面、髪にダメージをあたえることもあります。
そのため、髪のカラーリングが初めての場合、プロである美容師に相談することがおすすめされます。美容師は髪質や現在の状態から、適切なカラー剤や施術法を選びます。美容室を上手に利用して、大切な髪を守りましょう。
カラーの色もちを良くするセルフケア方法
カラーリング後の髪の色持ちを向上させるためには、適切なセルフケアが非常に重要です。染めたばかりの髪は特にデリケートで、色の退色を抑えるためには適切なヘアケアが求められます。
ヘアケア製品の中でも、特にシャンプーの選び方と使用方法に気をつけましょう。色持ちを良くするための専用シャンプーを使うことで、強すぎない洗浄力で髪の色を保てます。
ここで、カラーリング後の髪色を長持ちさせるケア方法を紹介します。
低刺激のシャンプーを使う
髪の洗浄には、刺激の少ないシャンプーを使用しましょう。アミノ酸やセラミド、ビタミンなどの成分を含むシャンプーは、髪の色持ちを良くする効果があります。
また、添加物の少ないシャンプーを選ぶことにより、髪に不必要な負担をかけずに済むため、これが理想的なケア方法です。
ぬるま湯でやさしく洗う
シャンプー時の理想的なお湯の温度は、38度程度のぬるま湯です。これは刺激を抑えるために適しています。
熱いお湯はカラー剤を溶かしやすく、色落ちを進めてしまう可能性があるため、使用は避けましょう。ぬるま湯で洗うことで、頭皮を健康に保ちながら、髪色を持続させてくれるでしょう。
熱のダメージから髪を守る
カラーリングした髪の色を長持ちさせるためには、熱から髪を保護することが重要です。高温によって髪の水分が蒸発しやすくなり、カラー剤が流出しやすくなるため、ドライヤーやヘアアイロンの使用をできるだけ控えることが望ましいです。使用する場合は低温設定を選びましょう。
さらに、直射日光がカラーした髪に当たることを避けることも、色持ちには効果的です。帽子や日傘を使って紫外線から髪を守ることで、色あせを防ぎ、髪色を美しく保つことができます。
トリートメント・ヘアマスクを使う
カラーリングにより髪が乾燥しがちなので、トリートメントやヘアマスクを使うことがおすすめです。髪の水分を維持できるため、健康な状態に保てます。これらの製品は髪に必要な栄養をあたえられるので、継続的に使用することが大切です。
まとめ
初めての美容室でのカラーリングは、不安に思うでしょう。しかし、多くの美容室では美容師が入念にカウンセリングを行い、初めてでも安心して施術を受けられるよう配慮しています。
美容室でのヘアカラーは、美しく仕上がるだけでなく、自宅でのケアが簡単になるメリットもあります。髪を染めることは、魅力をより一層引き立て、同時に髪を保護してツヤをあたえます。
この機会に美容室でカラーリングをして、新しい自分を発見しませんか。